北九州市小倉北区のI様への体験マッサージ
小倉北区の有料老人ホームにご入所される、I様よりお問い合わせをいただき、体験マッサージに伺いました。
1年に10回以上もの転倒により圧迫骨折で入院
10年以上前の脳梗塞によって、右マヒのあるI様。
以前は、近くの整骨院やカイロプラティックに自力で通えていたのに、難しくなったとのこと。
1年に10回以上も転倒して、圧迫骨折で入院してしまい、ようやく退院できたようです。
「少しでも身体を良くしたい!」という強い意志
そんなI様いわく、5年ほど前から利尿剤を服薬するものの、ムクミが改善せずに困っている。
それに、マヒのある右手は機能訓練など一切行っていないため、拘縮が進まないか心配とのことでした。
近くの整骨院などに、自力で通われていたというだけあって、I様からは「少しでも身体を良くしたい!」という強い意志が感じられました。
しかしながら、介護保険の枠も一杯、実費でカイロプラティックなどを試してみたものの、費用負担が大きいこともあって継続を断念。
このような方にこそ、利用していただきたい公的サービスが「訪問マッサージ」であることは、言うまでもありません。
ムクミで足首が動きづらく転倒を起こしやすい状態
I様の主訴どおり、両下肢は大腿部から足先にかけて、目視で確認できるほどムクミが顕著でした。
足首が柔軟性を欠き、マヒの後遺症とあいまって、歩行をより困難なものとしているのは想像にかたくありません。
I様自身、同じようなことを感じていたご様子。
大腿部から足先にかけてのマッサージと、ふくらはぎ筋の伸縮を繰り返す「ポンプ運動」によって、循環を促す施術を心掛けました。
患側である右上肢について、マッサージで筋緊張を和らげたあと、現状の関節可動域のチェックも含め、ゆっくりと丁寧に各関節の運動法を実施。
熱心なI様だけあって、「まだ大丈夫!」とおっしゃられていましたが、痛みのない程度の可動域訓練でも効果があることをご説明して、体験マッサージを終えることに。
訪問マッサージに必要な同意書について、往診していただく医師に、すでに承諾を得ているとのこと。
サービスを開始できた際には、I様のお身体が少しでも楽になって、改善されるよう努めてまいります。
本日は当院にご依頼いただき、誠にありがとうございました。